1990-03-29 第118回国会 参議院 地方行政委員会 第2号
○栗村和夫君 かつての水銀剤のことがありますから、ひとつよく連絡を密にしていただいて、特に農水省、環境庁でしょうが、念には念を入れて、それからPRの手だてをマスコミを通ずるなりなんなりで、あるいは討論会を企画してもらうとか、やっぱり新聞が一番僕はいいと思うんですけれども、そういうことで、マスコミの御協力なども得ながらキャンペーンはやるべきだ、こういうふうに思います。
○栗村和夫君 かつての水銀剤のことがありますから、ひとつよく連絡を密にしていただいて、特に農水省、環境庁でしょうが、念には念を入れて、それからPRの手だてをマスコミを通ずるなりなんなりで、あるいは討論会を企画してもらうとか、やっぱり新聞が一番僕はいいと思うんですけれども、そういうことで、マスコミの御協力なども得ながらキャンペーンはやるべきだ、こういうふうに思います。
それは、先ほど麦で申し上げましたけれども、私どもの小麦の被害につきましては、料率設定上二十年間の被害をしょい込むわけでございますけれども、その中で昭和四十五年から数年間、実は冬枯れ防止の水銀剤が禁止された時期がございます。昭和五十年代初期に至ります間に適当な防除剤がないということで冬枯れの被害が六〇%あるいは八〇%と相次いで起こりましたものが現在まだ残されているわけです。
それから、立ったついでに答弁してもらいたいと思いますが、これは農林省の方としては十六の種類にわたっての検査を実はやられたけれども、水銀剤だとかそういうものの検査というのはおやりになっていないのですね。したがって、それがどうなっているかまだわからぬわけですね。
したがって、ここにも出ておりますように水銀剤なんかを使って、そして田んぼの消毒なんかをやっておるということを書かれておりますが、こういうものも含めて全部検査をして、そして日本に持ち込む、こういうことになるのかどうか。
具体的に言うと、水銀剤、非常によく効きます。この水銀剤でぴったりとまります。だが、これはリンゴにつくと有害物なので使えない。これを使ったなどということになってくるとリンゴの消費ががた落ちになる。使っちゃいかぬ。しかしこれでできるのであるから、水銀の作用を研究する。なぜ腐乱病に効くかということを特定の園地、農事試験場でやると、そこから撲滅の機序がわかります。
さらに昭和二十八年から有機水銀剤セレサン石灰、ウスプルンの使用を奨励し、セレサン石灰は昭和四十三年、ウスプルンは昭和四十九年に使用を禁止した。これはもう当然御存じですから、間違いないですね。
先生おっしゃるとおり、かつて農薬として水銀剤が相当大量に全国的に散布されましたものですから、それによる汚染があるのではないかということがいろいろいわれております。これは非常にむずかしいといいますか、原因追及につきましてはむずかしい問題がございます。
○小宮委員 農薬として有機水銀農薬はすでに戦前から種もみ消毒用にエチル水銀が使われておりまして、昭和二十八年ごろからはイモチ病防除のためのフェニル水銀剤が多量に使われておりました。昨年日本農村医学研究所が長野県、新潟県、群馬県、東京都の白米について総水銀を測定したところ、最高値で〇・三七六PPM、平均値で〇・一三四PPMが検出されていることが明らかになっております。
それから、以前にちょっと問題になりました製紙工場で水銀を使ったという点があったわけでございますが、これは紙パルプを製造する際にスライムコントロール剤といたしまして、たとえば有機すず剤であるとか有機窒素、硫黄化合物等が使われるわけでございますが、一時有機水銀剤が昭和三十三年ごろから四十二年ごろまで使われた例がございます。
その後、しかし、水銀についての害の問題が出まして、四十一年ごろからこれを逐次なるたけ使わないようにというような指導をいたしてきたわけでございますが、その後さらに四十三年からは、特に国民の保健衛生上の見地から、散布用の水銀の使用をさせない、こういう措置を講じまして、これは稲作でございますが、さらに四十五年には、果樹、蔬菜などに使用されてまいりました有機水銀剤につきましてもこれを使用させない、こういう措置
○説明員(有松晃君) いま手元に外国との比較の数字を持ち合わせておりませんが、私どもの知っております限りにおきましては、わが国の場合、特に稲のイモチ病に効果があるということで水銀剤が使用されてきた。
同時に、そういうことで、そのコップの飲み残しの中から、先ほど申しました水銀剤が一部検出されたというようなことで、大体服毒自殺ではないかというふうには見ておりますけれども、この事件、最初の事件につきましては、一応私どものほうとしては現在捜査中ということでございます。
私どもの手持ちの資料でございますと、昭和二十八年から四十七年までに出荷されました水銀剤の水銀に換算いたしました量は、二千三百トンということになっております。ただ、散布されました水銀というのはほとんど無機水銀に変わって土壌中に固定され、流出されにくいともいわれております。
環境庁では現在、稲の種の消毒用に使われている有機水銀剤、これは米に残留した水銀の害が問題で、このために水田への散布は四十二年、土壌殺菌用には四十五年三月に禁止されているはずです。残留性の高い農薬、これは問題が当然ありますけれども、種子の消毒用に使われているのも依然としてまだ残しておるようでありますが、今後はやはりこの農薬水銀も十分考えなければならない問題点の一つだと思います。この対策は十全ですか。
現在使用されている農薬の中で、水銀は一応別にしていただきまして、そのほかのもので、非常にわれわれの健康を害するような、第二の水銀剤に匹敵するようなものがあるのかどうか、もしそれがあれば、もしも注意するようなことがございましたら、ひとつお教えをいただきたいと思います。
静岡県で起こりました問題は、これはいわゆる有機塩素系殺虫剤ではないようでございまして、プラスチンと申しまして、以前いもち病の防除剤、殺菌剤として開発されたものでございますが、これは稲にも薬害がないし、人畜に対する毒性も非常に低いということで、例の水銀剤がいもち病の防除に使われておりましたが、水銀剤をやめるために、そのかわりとして新しく取り上げられ、急激に広まったものでございますが、これがあとで野菜に
それから代替農薬のお話かと伺いましたが、水稲の農薬の中で規制を受けておりますのは、前にいわゆる水稲のいもち病防除剤としての有機水銀剤を規制いたしまして、これは四十三年末をもって全部とりやめ、他の薬剤に切りかえたわけでございまして、これは新しく抗生物質剤だとか、有機塩素系の殺菌剤だとか、有機リン剤の殺菌剤だとか、十種類ぐらいのものが出ておりまして、それがかわりに使われております。
たばこの水銀の問題でございますが、水銀剤はかつては非常に強力な防虫剤として使われた時代がございます。たばこにつきましては四十二年からその使用を一部やめまして、四十三年から全面的に使用をやめております。一般の農作物につきましても四十四年から使用が禁止されているというふうに聞いております。そういう状態で、現在水銀剤は使われてない状態であります。しかし、土壌の中にはそういう水銀が残っております。
と同時に、使用する薬剤についても、水銀剤に限らず、DDTをやめましたし、そういう意味では、そういう問題な薬というのはむしろ積極的にやめたいというふうに私は思っておりますが、私、専門家でないので、その辺は正確に答えられないわけであります。
たとえば権威のある若月俊一さん、佐久病院の院長さんが、水銀剤、これは米のほうの防除のために最近これが禁止されてからはずっと米の水銀含有量が非常に減ってきた、しかしながらいまなお畑作の中で土壌を消毒するためにこういうものが使われて、高原地では御承知のとおりレタスなんかに相当これが残留しておるということで、若月さん自身がこういう報告をされております。
○政府委員(加賀山国雄君) ただいまのお尋ねでございますが、今回の農薬取締法改正案によりまして、だんだんと農薬規制が強くなるわけでございますけれども、過去水稲に使いました農薬で中止いたしましたのは水銀剤、それからパラチオン、それから最近はDDTやBHC等も中止いたしたわけでございますが、これら農薬を中止いたしたことによりまして、どのくらい水稲の減収を来たすかということはなかなかむずかしい問題でございまして
日本の土壌と湖沼が水銀剤でよごれてしまっていることは、世界的に有名になり、公害対策では先進国であるスウェーデンから水銀汚染の実情を調査報告してくれと、WHOを通じ、日本農村医学会にきていますが、水俣病につながるこの水銀汚染も、今回の法案によっては、いささかも改善されません。
○説明員(岡安誠君) ちょっと私専門でございませんので、正確なお答えができかねるかもしれませんけれども、一般的に大量に使われます農薬としましての水銀剤、これはもう使っておりませんけれども、ごく一部、それはちょっと正確ではございませんけれども、種の消毒等につきましては、一部水銀剤の農薬が使われているということも聞いておりますけれども、これはいわばいろいろな影響につきましてはごく軽微というふうに実は聞いております
○説明員(岡安誠君) ただいまお話しのとおり、農林省で現在有機水銀剤のうち農薬として登録をいたしておりますのはウスプルンでございまして、これを種子消毒用に使っているということでございます。これはごく微量でございまして、それ以外の水銀剤は現在登録は抹消されております。
○和田静夫君 二つ目に、稲のいもち病防除のために水田に多量に散布していたフェニル水銀剤、これは全面的に禁止しましたが、フェニル水銀剤以外の水銀剤は——私はしろうとでありますが、先ほどわがほうの専門家であります大橋さんから質問があったけれども、これは相変わらず使われている。
水銀剤の場合四十二年から三年計画で、ことしそれでも出ているということは言われるけれどもほとんどなくなった。BHCの場合はそういう考え方で農林省は厚生省と協力して、それこそあしたからゼロ近くにしろと、これは架空のことになりましょうか。どのくらいの期間の間に目標を定めてなくしてしまう、こういうことは考えられないでしょうか、どうでしょうか。